保育や子育てをしていると忙しさから雑な声かけになりがちなのが現実。
今回は正しい言葉がけについてお伝えしていきたいと思います。
優しい言葉掛け
「〇〇しようね」「〇〇できたかな?」
みなさん優しい言葉掛けはできていますか?
私自身も、保育をしていると忙しさのあまりに、
「〇〇して」「〇〇やっといて」
と雑な言葉掛けになりがちです。
そして、優しい言葉掛けの見本となる先生の声かけに、ふと自分の言葉掛けの雑さに気付かされます。
関わっているのは、子どもです。優しい言葉掛けにより、思いやりの持った優しい人間に育つと思います。
常に優しい言葉掛けを意識し、保育に勤めるよう心がけていきたいですね。
暴言・命令する言葉がけ
相手は子供ということを忘れてはいけません。
自分の苛立ちで、子供に暴言や命令をするのは間違っています。
以前勤めていた保育園では、忙しさと苛立ちが混ざり、「何やってんだよ」「ずっとそこにいな」
と子どもを廊下に立たせて放置。
そんな、酷い先生も見てきました。
子供は、先生には怯えて、その先生の話は聞く、他の先生のはなしは一切聞かないという現状に…
大人から暴言や命令口調を受けることにより、大人の言葉を真似る様子が見られることもありました。
言葉によって子どもの行動や発言が変わってくることに気づかされました。
言葉は人を変える
言葉は人を変え、行動さえも変えてしまう。
恐ろしいですね。思いやりのある優しい子に育てる一つのきっかけとして、言葉掛けはとても大切なことです。
子どもたちとの信頼関係ができていれば、優しい言葉一つで必ず先生についてきてくれるようになります。
大切なのは褒め言葉
まずは、たくさんたくさん褒める言葉掛けをします。
褒めれば褒めるほど子供のやる気は高まり、子どもは喜びを感じます。
“褒める所がない”やんちゃな子も褒める所を見つけてあげてください。
大人だって褒められたら嬉しいですよね。怒られてばかりじゃやる気もなくします。
子どもも同じなんです。
褒めることで先生と子どもの信頼もさらに深まります。
褒め言葉例
- かっこいいね
- すごいね
- じょうずだね
- 頑張ったね
- ハイタッチする
こんな言葉掛けに名前をプラスして、「〇〇くんすごい」と褒めるだけでいいのです。
褒めてくれてニコニコ笑顔が素敵な優しい先生に子どもたちは自然とついてきます。
初めは、無理でも経験から余裕が出てくるようになります。私も5年目くらいで気づけたことです(笑)
叱る言葉例
- 「ダメ」
- 「いけないんだよ」
- 「そうじゃないよ」
- 「そっちはいかない」
などただただ否定するのではなく、どうしていけないのかの
理由をわかりやすく簡潔に伝えていく必要があります。
園の外にボールが転がり自分でとりに行こうとした子に
「ダメ危ないでしょ」と叱っても子どもは理由が分からないままです。
子どもにとっては、「また怒ってるよ」くらいの響きでしょう。
「車がきたらどうなるか」を一緒に考えて答えを見つけてあげることが
大人の役割だと思います。
叱るのではなく、物事の善悪を丁寧に伝える
ただ怒るのではなく繰り返しきちんと理由を伝えることで子どもたちは学び、成長するのです。
まとめ
忙しさの余り雑な声かけになっていませんか?
保育士さんは常に初心を忘れてはいけません。
子供が成長する過程で言葉掛けというのはとても大切なことだと思います。
今回この記事を書き、改めて保育の現現場でも、自分の娘にも言葉のかけ方を見直していこうと思いました。
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