子どもを“叱る”より大切なのは“伝える”こと

子どもが言うことを聞かない。行事の練習に追われて、イライラ…
その際、自分の感情のままに子どもに怒ってしまうことありませんか?

今回は、子どもが悪いことてしまった時に叱る方法をお伝えしていきます。

子どもに叱るときとは?

  • 友達に意地悪をしたとき
  • 危険なことをしたとき
  • いたずらをしたとき

などが挙げられると思います。

皆さん、自分の感情のまま子どもを叱ることありませんか?
気分がイライラしているから子どもに当たることありませんか?

叱る=本当に悪いことをしたときです

一呼吸開けて冷静になり本当に悪いことか見極めてから善悪を子どもがわかりやすいように伝えていきましょう。

また、十分なコミュニケーションが取れたうえで話ができることが大前提です!!

子どもを叱る注意点

声のボリュームに気を付ける

子どもは、大声で叱られると恐怖心を抱えてしまいます。
声のトーンとボリュームに注意しましょう。

感情的にならないように気を付ける

イライラする・いうことを聞かないなどから感情的になりがちな保育士さんを何人も見てきました。
叱る前に深呼吸をして冷静に話ができるようにしましょう。

理由は明確に

「なにやってるの」「ダメでしょう」
と怒鳴っても、子どもは理解ができません。たまにたいした理由でもないのに怒られている光景を目にします。理由は明確にし、叱ることが必要かを考えてください。
また、だらだらと話しをしすぎても子どもは理解できないことが多いので
短く簡潔に伝えていきましょう。

叱るときは個別に

皆がみているところではなく、保育室から出てに個別で話をしましょう。
皆の前で叱られたという経験は自尊心を傷つけてしまうこともあるようです。

すぐに対応しよう

朝の出来事を夕方に叱っても子どもは覚えていません。
悪いことをしてしまったら、すぐに対応ができるようにします。
ひとり担任で全体から目を離せない時は周りに頼って見てもらい、
しっかりその子に関わってあげてください。

叱ることを続けない

1叱ったら10褒める

私が先輩保育士から教わった言葉です。

良く怒られる子は、ダメなところばかり見られがちですが、褒める所を見つけてあげましょう。
多少は悪いことは目をつむり、いい所を見つけ褒めることでその子自身優越感に浸り、行動が変わるかもしれません。

また、悪いことをわざとしている場合は叱った後たくさんの愛情を注ぎましょう。そして、抱きしめてあげてください。

例えば

「〇くん、たたいちゃったね。〇ちゃんきっと痛かったよ」
「次はお口で言おうね、次は我慢できる。先生信じているからね」
などとその子に寄り添い、味方であることを伝えていきます。
悪いことをする子の中には、家庭環境問題や先生に怒られなれてしまっているなどの原因が考えられる場合もあります。その場合は、今後の関わりを園全体で話し合うことも大切だと思います。

悪いことの理解ができていない場合には、繰り返し根気強く、善悪を伝えていくことが大切です。

まとめ

大人の感情に任せて叱るのは間違っています。
一呼吸して冷静になり、その子の本質を見極めたうえで叱るべきか、声かけるべきか、見守るべきかを判断しましょう。

叱るにはまず、信頼関係が必要であります。また、叱るよりも褒めることが多くなければいけません。

保育士はプロです。自分に余裕をもって対応できる保育を目指しましょう!

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